ツルボ と ノビル

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三股町 田上

雨が降り出さないうちに、飼育室の外壁修理をしておいた。飼育室は西向きに開放しており、西風が強いときは雨が吹き込んでしまう。かといって完全に壁で遮断できないのは、ここにエコ給湯器の室外機が設置されてもいるからだ。それと、飼育する際にできるだけ野外条件に近い温度管理をしたいからでもある。しかし、作業台には卓上電動ドリルなど工具も設置しているので、せめて作業台だけには雨が降りかからないように遮蔽壁を拵えていた。それが昨年の大雨強風時に吹き飛ばされてしまった。ポリカ透明波板6尺と杉角材、しめて材料費1,179円で作業を済ませた。雨しぶきが直接掛からないにしても、やはり外気に晒されているので、卓上電動ドリルは錆だらけになっている。霧がよく発生する土地柄でもあるので、湿気がどんどん侵入してくる。

さて、先日、ツルボの記事を書いたが、当初、ノビルと勘違いしていて、訂正した。ノビルの葉はツルボよりほっそりしていて、白っぽい。一見して、ツルボの葉と区別できる。
ノビルIMG_2904.JPGノビルの葉はちぎってみると、ネギやラッキョウの香りがする。ざっと見渡してみたところ、ノビルは少なく、圧倒的にツルボの方が多い。多いというより、日当りのいい裸地、畦道にはツルボの若草で溢れている。下の写真の斜面の緑草はほぼ全て、ツルボ群落。
ツルボIMG_2863.JPG
春先はツルボの一人勝ちとも言えるが、しかし、このあとからは様々な植物が芽吹いて成長してくる。
秋になってこの斜面がツルボの花畑になることはない。花茎が育つ条件には様々あるのだろうが、日当りも大きく関係しているだろう。

ツルボIMG_2816.JPG球根を見ておきたかったので、庭に繁茂するツルボの一株を掘り起こしてみた。
掘ってから土を洗い落とすと、ラッキョウ型の球根が現れた。
ツルボIMG_2823.JPGツルボの球根は食用となる。

ツルボもノビルも、花の時期には目につくし、虫もよく集まるので気に掛けていたが、花茎が無い時期については、存在すら忘れていた。春になると威勢のいいユリ科の若草が溢れるのを、正直言って不思議に思っていたが、その正体にハタと気付いたとき、なるほど、これはヒガンバナにも似ているなあ、と合点できた。

写真はすべて昨日、撮影。

今日は午後から、仕事で使う写真データの整理、蔵出し作業。パソコンの前に長時間、座り続けている。


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