甲虫の最近のブログ記事


チビクワガタ

| | トラックバック(0)
朝から小雨模様。
しばらくして雨脚が強くなり、雨樋から雨水が溢れ出した。

だいぶ前から雨樋が詰まっていたのだが、台風が来る前にと重い腰を上げた。
ポンチョ合羽を身に纏い、梯子に登って雨樋の掃除をしておいた。
特にひどい箇所では、スズメが運び込んだ巣材が雨樋の結合部にどっさり詰まっていた。

結合部を外した途端、もの凄い水圧で雨水が飛び出し、顔面を強打。
一瞬、息が出来なくなり、おまけに顔は泥と藁くずだらけになった。

手で割り開くことができるほど柔らかいクヌギの朽ち木から、チビクワガタが出て来た(写真は昨日、撮影)。
チビクワガタIMG_7737.JPG羽化直後の飴色の新成虫や蛹、幼虫も見つかった。
この朽ち木は、4年前に伐採したクヌギの枝の一部。
オオフタモンウバタマコメツキの新成虫や熟令幼虫、そしてキマワリ幼虫も多数、
出て来た。

オクラと胡瓜、茄子、ピーマン、紫蘇などが植わっている家庭菜園には、
オオカマキリのオスがいた。ミニトマトはもう終わり。
オオカマキリIMG_7773.JPG






寿命

| | トラックバック(0)
庭にヒョっこり現れる、タマスダレ
サフランモドキIMG_7341.JPG夕方には花弁が閉じてしまう。

けっこう大きな体格のノコギリクワガタ。触れても動きは鈍い。
ノコギリIMG_7354.JPGこれよりずっと小柄な原歯型のオス2匹が別の樹液で、食事中だった。
見た目の姿に反して、元気があるのは小さいオスのほうだった。

もう夏も終わり。

寿命にも個体差が大きい。

※ 当初、サフランモドキ、としていましたが、ご指摘をいただき、タマスダレ、と訂正しました。

サフランモドキは、タマスダレのすぐ近くで咲いていたのですが、勘違いしていました。
ご指摘いただいた方に感謝致します。


デかい!!

| | トラックバック(0)
昨夜から朝まで雨が降り続いたが、しだいに雨脚は弱まり、昼過ぎには晴れ間が出た。

朝一番、庭のクヌギ樹液を覗くと、大きなヒラタクワガタの姿があった。
寄生バチIMG_0627.JPGこのオス、過去10年間で出会ったヒラタクワガタのなかで、もっとも貫禄があると思う。
左の触角先端部が欠けている他は、とくに傷は無い。

昨日、セスジスズメ幼虫体表面にあった繭から、寄生バチが羽化していた。
寄生バチIMG_0684.JPG四日前にはステージの若い幼虫(写真下の下側)でも繭が見つかったが、その繭は小さく、色も違えば、付着部位も腹側。
寄生バチIMG_0117.JPGその小さな繭のほうも昨日、同時に羽化したのだが、明らかに別種であった。
残念ながら小さい種のほうは早々と死んでしまった。



午前6時15分。ノコギリクワガタ♂が樹液を堪能していた。
大アゴも樹液の結晶?にまみれている。

ルリIMG_0372.JPG
じつはこのオス、昨日もこの樹液の傍までやって来たのだが、ハヤシクロヤマアリが多数たかっていたせいか、樹液には近寄らずしばらくして地面に降りてしまった。時間帯は昼前のこと。

今朝は早かったので、アリは一匹も来ていない。しかし、のちのち判ったのだが、アリがいても気にせずにノコギリクワガタは平然と樹液を吸っていた。
虫の気持ちを図るのは難しい。

観察中にアカズムカデだろうか、大きなムカデ列車が通過した。樹液にもよく来るが今朝は素通り。
ルリIMG_0378.JPG
こやつに噛まれるとかなり痛い。私は経験無いが(いや1回、顔面を噛まれたのだが少し痺れたくらいで済んだ)、嫁さんは2回も噛まれている。
1回目は東京の清瀬市、そして2回目はここ宮崎でつい数ヶ月前のこと。
2回目はひどく腫れ痛みも強かったので、病院に行った。

洗濯干場にルリタテハが来ていた。

ルリIMG_0409.JPG
羽化して日が浅いせいだろうか、私が近寄ってもあまり警戒しない。

それでも、ストロボのプリ発光にはときどき驚いていた。
ルリIMG_0410.JPG
ベニトンボの未熟個体だろうか? 朝の犬の散歩中に見つけた。
ルリIMG_0469.JPG
胸部にはM字紋がある。

カブトムシ

| | トラックバック(0)
週予定している、都城市内での観察会の下見をしてきた。
暑いけれど、汗を流すと落ち着く。林のなかに入ると涼しい風が心地いい。

午後、うちに戻って林を歩いていると、新鮮なカブトムシのオスがいた。
かなり気が強く、指で触れると体全体で突き上げてくる。決して逃げようとしない。


カブトムシIMG_6465.JPG
カブトムシIMG_6462.JPG

写真展の準備を進めている。今日は、プリント全点が完成して届いた。
写真展は三股町の文化会館で、来月、8月1日〜25日まで開催。講演+観察会は、20日。

今回は今年刊行した写真絵本3冊の内容をテーマにしている。
昆虫の写真絵本という存在そのものが世間ではあまり知られていない、ということもあって、
そのアピールも兼ねている。

写真パネルは、初めてA0も一枚だけだが加えた。A0はアゲハの求愛シーンのカットだが、自分でも気に入っている。この写真は近所の農家のお庭で撮影したものだ。アゲハではなく、花の撮影目的であったがために、レンズは標準マクロ一本しか付けてなかった。しかし、このレンズの画角がちょうどうまく嵌った。どんな絵柄なのかは、会場に来ていただければわかります。




このところ、樹液以外の場所でよく出会すのが、ヒラタクワガタのメス。

まあ、よく出会すと言っても、先月から3回。今日の写真は2回目の個体で5日前に撮影したもの。
3回とも日中のことで、どうやら移動中だったように思われる。

ヒラタクワガタ♀IMG_7831.JPG
彼女達は産卵場所を求めて、あるいは餌を求めて、徘徊しているのだろうか?
緩慢な動きを見ていると、天敵に狙われそうで、少し気に掛かる。


室内撮影専用のモノブロックストロボ GODOX DE300 は、昨年の秋から使っている。

筐体がかなりデッカく、そこそこ重量もある。これをライトスタンドに乗せると、特に移動時には頭がふらついて扱いづらく神経を遣う。また、ライトスタンドの脚も広がるので、三脚と干渉してこれも困る。


そこでライトスタンドを改造して、片手でスムーズに移動できるようにしている。
ゴドックスIMG_8035.JPG5脚の事務椅子をバラして、ライトスタンドと合体させた。
差し込んでいるだけだが、ライトスタンドの支柱の径が偶然にも、椅子の受け口にピッタリ、しかもガッチリと納まっている。

事務椅子はガス圧で上下できるタイプだったが、購入してわずか3ヶ月でガスが抜けてしまい、しかも背もたれ付け根の金属部にヒビも入って、すこぶる座りづらくなっていた。なので分解して、こうして脚部だけを再利用したわけだ。

ライトスタンドの分解には、ちと工夫が要る。なに、仕組みを理解して地道にやれば、破壊もせずしてスマートにこなせるはずだ。

GODOX DE300のもう一灯は、トップライトとして高い位置に固定したままなので、こちらは問題ない。ただ、高い位置にあるので、光量の調節にはいちいち踏み台に上がって操作するのでちと面倒。
無線を使って手元で一括操作できるといいのだが、、、、、。

じつはこのストロボには電波式のリモートコントローラーがオプションとしてあるのだが、日本の電波法では違法になってしまうので使えない。とても残念。なんとかメーカーにはこれを打開して欲しいものだ。

上記棒線箇所を訂正します。

※昨年の3月、

ワイヤレスフラッシュトリガーGODOX XT16日本正規版


がすでに発売されていた。送信機と受信機のセットで、日本の電波法の認証を受けたもの。ゴドックスから出ているストロボ各種に対応しており、DE300も適合している。
このXT16を使えば、手元の送信機で離れたストロボ数台を個々に調節操作できるし、もちろんカメラのアクセサリーシューに取り付けてコードレス(シンクロコード無しで)同調発光できる。

ノコギリクワガタ

| | トラックバック(0)
ニワウメの実が色付いてきた。
ニワウメ17.06.JPG赤い実を試食しようとしたら、カナヘビと目が合った。

カナヘビIMG_4393.JPG
ライトトラップのすぐ傍には、ノコギリクワガタのオス。
ノコギリクワガタIMG_4474.JPG
蛹室から出てまだ日が浅いのか、擦り傷一つ無い。


午後7時半、ヒグラシの鳴き声が昨日と同じ方角で始まった。



   使用機材:(上)EOS-5D MarkⅢ  EF100mm Macro
                   (中、下)EOS-80D  TAMRON SP90mm Macro

葉っぱの中

| | トラックバック(0)
雨で濡れたササの葉のマイン。中にいるタケトゲハムシ幼虫の姿が浮き立つ。
タケトゲハムシIMG_4205.JPG
高校生の水泳の時間。つまり42年前のことを、ふと想い出した。

同級生で一人、肌色の海水パンツを履いていて、プールから上がるや悲惨なことに。意地悪い奴らが指さして野次るは、もうみんな笑いの渦。おしゃれな肌色パンツが裏目に出た。
私が通った高校の校内にプールが無く、水泳の授業は市営プールに各自集合。授業といっても学外なので、どこか解放感もあった。
その松山市営プール、今はもう無い。


タケトゲハムシ、幼虫が多いが、成虫もいて交尾、産卵もまだ見られる。
IMG_5932.JPG


昨日は、サツマヒメカマキリ。

今日はクヌギに群れていた、サツマコフキコガネ。
サツマコフキコガネIMG_4038.JPG梅雨に入ると、待ってました!とばかりに姿を現す。

ベニシジミがハナグモの餌食になっていた。
IMG_4042.JPG



タマムシ色の秘密

| | トラックバック(0)
昨日、ナナミノキの朽ち木に入っていた、タマムシの蛹。
701A0164.JPG乳白色の蛹に、少しづつ体色が浮き出て来る。

羽化するまでの様子を見たくて、昨夜から撮影を続けている。