イタヤハマキチョッキリ

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鰐塚山に出向いてみた。

鰐塚山は宮崎市、日南市、そして三股町にまたがる山で、標高は1118メートル。

アカガシの力強い若葉がたいへん目立つ頃で、雄花もたくさん垂れて咲いていた。

さて、オオキンカメムシの動向がそろそろ気になってきた。

去年、産卵を観察できたアブラギリを見て回ってみた。

Y91201425.jpg    ( 写真/ E-330  14-54ミリズーム )

アブラギリの木はどれもまだ、若葉を展開しはじめたところだった

平地よりかずいぶんと遅い。平地ではとっくに花が咲いている。

これでは、オオキンカメムシの飛来もまだ先のことだろうと思えた。


イタヤカエデでは、イタヤハマキチョッキリの真新しいゆりかごが目に付いた。

X31204373.jpg(  写真/ E-3  ズイコーデジタル35ミリマクロ+1.4倍テレコン )

これなら、ゆりかごを作ったメス親も近くに居るに違いないと思い、

近寄ってみれば、やはり居た。

X31204452.jpg( 写真/ E-3  ズイコーデジタル35ミリマクロ+1.4倍テレコン )

葉っぱの品定めをしているのだろうか。

ともかく、遠目でもよく目立つ色彩だ。

人の気配を感じて死にまねをする。


X31204324.jpg( 写真/ E-3  ズイコーデジタル35ミリマクロ+1.4倍テレコン )

自然光の下ではにぶい赤色にしか見えないが、

ストロボの人工照明を強く当てれば、緑色の光沢も浮き上がって見える。

イタヤハマキチョッキリの体色は複雑な構造をしているようだ。

X31204921.jpg( 写真/ E-3  ズイコーデジタル35ミリマクロ+1.4倍テレコン、ストロボFL36R3灯、
             ツインフラッシュブラケット使用 )

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