ヨツボシテントウ、その奇妙な幼虫

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庭の小さなクヌギに、初めて見るけったいな幼虫がいるのに気付いたのは、

今月の9日のことだった。

この幼虫をどこかで見たようなかすかな記憶が、どうしても蘇ってこなかった。

ともかく幼虫の姿、その行動はきわめて、けったいだった。

まずは幼虫の姿から。

X30828934.jpg( 写真/ E-3 ズイコーD17.5-45ミリズーム前玉はずし+2倍テレコン 改造ストロボ )

画面右下の黒い部分が、頭部。

X30828973.jpg腹側から見たところ。

普段はおとなしく静止していることが多いが、いったん歩きだすとけっこう速く移動する。

クヌギの新梢や枝についている、ニホンケブカアブラムシのコロニーに、大小の幼虫が、

数匹が紛れるように集まっていることもある↓

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( 写真/ E-520  シグマ105ミリマクロ サンパックB3000S )

アブラムシのコロニーには、クロオオアリが頻繁に訪れているが、

アリはこのけったいな幼虫にはまったく無関心であるかのように見える。

さらに興味深いことは、幼虫の食事法である。

X30929991.jpg
( 写真/ E-3 ズイコーD17.5-45ミリズーム前玉はずし+2倍テレコン 改造ストロボ )

写真上のごとく、アブラムシの脚に噛み付くのである。

何例か見た捕食シーンはすべて、脚に喰らいついていた。

決してアブラムシの体をガブリとは喰わないのである。そうまさに「すねかじり」なのだ。

脚に喰らいついて吸血するため、アブラムシの体はやがて萎れてしまう。

一匹のアブラムシに数匹の幼虫が喰らいついているのも観察している。

アブラムシの脚は6本あるのだから、アブラムシ1匹が6匹の幼虫の食卓となりうるわけだ。

当初、この幼虫の正体がわからなかったが、

やがて蛹化した姿を見て、テントウムシ科の幼虫だとようやくわかった。

X32050232.jpg
( 写真/ E-3 ズイコーD 35ミリマクロ+1.4倍テレコン )

で、その蛹が本日、羽化したのである。

X32050171.jpg
( 写真/ E-3 ズイコーD 35ミリマクロ+1.4倍テレコン )

羽化してみれば、なんだヨツボシテントウだったのか!という、少し期待はずれの気もした。

しかし、それにしてもけったいな姿には変わりない。


それでようやくのこと、かつてこの幼虫の写真をあるサイトの掲示板で見たことを

思い出したのであった。たしか遊星人さんの投稿なさった写真ではなかっただろうか。

ヨツボシテントウ幼虫の写真は、例えばこちらにも掲載されている。







どうも近頃、私は忘れっぽくなってきた。仕事のスケジュールの約束もずっぽり、と

抜け落ちていることもある。

今朝のこと、コーヒーを切らし、探していたら棚の奥にあったコーヒー豆が出てきたのだけど、

挽く器械がうちにはない。

「あああ、豆あってもこれじゃあコーヒー飲めないじゃん。」と言ったら、

嫁さんに 「あんたは、何でも昔のことすっかり忘れているでしょ!

前にミキサーで挽けばいいんだよって、あんた、私に言ったじゃない!」

「ええ、そんなこと、言った?ミキサーとは乱暴だなあ。まったく記憶にない。」

嫁さんはこれで勢いづいて、

「私はねえ、なんでも憶えているわよ。ぜ~んぶ、忘れたりしないんだから!

あんたは幸せよね~、都合の悪いことはぜ~んぶ、忘れ去るんだから。」

う~ん、やぶへびだった。

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