死んでいたヒメカギバアオシャク幼虫

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外に出ると妙に生暖かい。そんな一日だった。

午前7時半頃、新燃岳が噴火したそうだが、わずかな空振があっただけで、

降灰はほとんど無かった。

うちの林でずっと観察していたヒメカギバアオシャク幼虫が、死んでいた。

ヒメカギバアオシャク.JPG最初はクモか吸血性のカメムシにでもやられたか、と思ったが、

これはどうやら寄生バエの仕業ではあるまいか、と思い直した。

ヒメカギバアオシャク幼虫は体内に寄生バエの幼虫を宿していて、その寄生バエ幼虫が

外に出たあとではないか、そう推測してみた。

林のあちこちでクマイチゴの芽生えが目立ってきた。

クマイチゴ.JPGこのご馳走を昆虫が見逃すはずがない。

クワゴマダラヒトリ幼虫がこの若芽を盛んに食べている。

クヌギの冬芽をかじって春を待っているのは、キマエアオシャクの幼虫。

キマエアオシャク.jpgいつも見慣れているうちの林だが、少し丁寧に時間を掛けて歩いてみれば、

クヌギの枝でヤママユの越冬卵が見つかった。

V2282767.jpg
さて、携帯電話のことで世間はいろいろと悩ましいことが多いようだ。

それがエスカレートして犯罪や果ては殺人まで至るケースまである。

いまや携帯電話なくしては生活が成り立たないという方が大半であり、

携帯を持っていない人間も、自分は持っていないから関係無いと言い切れないほど

世の中は携帯中毒になっているのだ。

この中毒はもう今更、後戻りもできず、対処療法も無い。

便利なものとは何だい?

私はときおり自宅の固定電話で携帯電話からの通話を受けることがあるが、

大概、それは聞き取りにくい。だから、こみいった話を携帯でされると特に困る。

携帯電話の通話というのはまだ技術的に未熟で、会話がきちんとできないのだ。

だって途中で途切れたり、会話のタイムラグがあったり、自分の声が戻ってきたり、

使っていてやり切れない状況があまりにも多いのに、そして高額な通話料金に

誰も文句言わず使っているのが不思議で、

世の中みんな当たり前に使いたがるのか理解できない。

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