オンブバッタの好みとは

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嫁さんは毎年、梅酒と梅干造りに励む。

梅干には赤ジソが必要だが、わが家の家庭菜園にはわずかしか生えていない。

ので結局毎年、赤ジソを買っている。これがけっこうな値段する。

それとそんなに必要なの?と思うくらいの量を使う。

さて、今朝のことオンブバッタのメスが赤ジソの葉っぱにいた。

葉っぱにはかじった痕があるからいづれまた食事を始めるだろうとしばらく待ってみた。

バッタが食事を始めるときには必ず、触角をピコン、ピコンと前に倒して

餌を確認するような仕草をする。  「お、食べる気になったナ!」 そっとカメラを構える。

人の動きには敏感だからオンブの動作が止まったら、こちらもピタリと岩に扮する。

オンブバッタあかしそ喰う.JPGムシャ、ムシャ、モリ、モリ。  前脚で上品に葉っぱを抱えて。

イナゴ、トノサマバッタ、ショウリョウバッタなど、馴染みのあるバッタの仲間は

ススキやチカラシバなどイネ科植物を主食としている。

ところがオンブバッタがよく食べる草は必ずしもイネ科植物ではなく、さまざまな双子葉

植物。アサガオの葉っぱとかあるいはフキの葉とか。

穴ぼこだらけになったフキの葉を北九州で見たことがあるが、

犯人は数匹のオンブバッタだった。

したがってか、オンブバッタはネコの額のような狭い庭でも棲んでいることがあって、

バッタの中ではもっとも身近なヤツではないだろうか。

ただし子供たちからはあまり人気がない。


今朝は午前6時から地区の公民館の一斉清掃で草刈り作業に参加した。

午後からはうちで観察路の草刈り作業を行った。

いくら刈っても面積があるからなかなか終わらない。観察路だけは優先して刈っておく。

残った場所は冬のあいだに片付けるつもりだ。今年の冬はかなりの労働が必要だろう。


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