綾町の絹織物工房

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綾町に絹織物の工房があり、しかもそこでは養蚕まで行っているということを知ったのは

つい先日のことだった。

今日はその工房を訪れ、養蚕や織物工房などを案内していただいた。

1時間ほどの短い間だったが、いろいろと教わることが多くびっくりしたことも数々あった。

工房では桑畑も開墾しており、そこでは約3000株のクワが植わっていた。

写真下はその一部。

XA088292.jpgうちから50分程で行ける場所にこのような工房があることを今まで知らなかったというのは

じつに恥ずかしい。

今の日本国内では養蚕そのものが衰退しカイコを飼う農家を探すのも難しい時代になった。

だからこそ、絹織物工房が自ら養蚕まで行う必要も生じてきたらしい。

今年、そして来年以降、この工房へ通う日々が続きそうだ。

今回の出会いは、拙著『いのちのカプセル まゆ 』(ポプラ社)が一役買ってくれた。


さて、今日は工房での撮影は段取りだけの打ち合わせで終わったので、

帰り道途中の高城町四家(しか)でロケハンをしておいた。前々から気になっていた

場所だが、ともかく常緑広葉樹林の山が多く、スギ植林が少ない。

生き物が濃いと思われるフィールド数箇所を見ておいた。

うちに戻って犬の散歩に出ると、足元で「カリカリ、ボリボリ」と音がする。

チョロが何かを噛んでいる音だ。

骨でも拾ったかと思ったのだが、そでうはなく、噛んでいたのはセンダンの実だった。

XA088368.jpg拾い集めて石の食卓に並べてみた。匂いはほとんど感じない。

余程、うまいのか?チョロは次々とほおばっては「カリカリ」やっている。

果肉はとても薄く、中身ほとんど硬い種子。硬いのを噛み砕く音が美味しそうな響き。


オリンパスから新しいマイクロフォーサーズカメラ「OM-D」が発表された。

電子ビューファインダーが内臓されており、そして

縦位置、横位置の切り替えとアスペクト比をカメラ内部で設定できる

マルチアスペクトコントロール機能は嬉しい。


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