ウマノスズクサ と ジャコウアゲハ

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都城市の小学校で、昆虫観察の屋外授業を担当した。

対象学年は、2年生と3年生で、校庭の中で2時限続けて行った。

野外活動で時間が経つのは早い。90分はあっという間だった。

授業前、少し早めに着いたので、学校近くでジャコウアゲハの蛹を見ておいた。

納骨堂の敷地には、ウマノスズクサがたくさん生えていた。

701A9404ウマノスズクサ.JPG特徴あるハート型の葉っぱ。どれも黄色くなっていた。 地上部はやがて枯れる。

少し離れたガードレールには、ジャコウアゲハの越冬蛹がたくさん、ついていた。

写真画面には、7個の蛹がある。

701A9408ジャコウアゲハ蛹.JPG
701A9409ジャコウアゲハ蛹.JPG私は高校生のとき、この蛹に初めて出会った。  あの当時の新鮮な感動は、

さすがに薄れつつあるが、しかし、あの頃の断片的な映像、嗅覚、

などがまだ体のどこかに焼きついている。

 今の時代の高校生や中学生で、こうした自然物に心ときめく子らが、全国に

どれほど居るのだろうか? と、ちょっと、いやかなり気になってしまう。

私が仕事上で顔を付き合わせるのは、小学生やそれ以下の幼児達だ。

中学生以上の年齢の子達が、自然にどれだけ関心があるのか、まったく見えない、

というのも、自分としてはかなり問題である。

(写真:    Canon EOS 5D Mark III シグマ50mm  Macro )






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