タイワンオオテントウダマシ、ふたたび

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クヌギ材置き場。このクヌギは昨年の2月に伐採したもの。
南九州のこの地方では、クヌギ林があちこちにあるが、
ほとんどがシイタケ栽培用で10年前後で
伐採更新される。したがって樹齢を経た大きな「お化けクヌギ」は滅多に見かけない。
樹液レストランとなるクヌギはそう多くはなく、ハルニレがそれを補っている。
我が家の林には、樹齢50年近いクヌギが3本ある。あるが、そのおかげか電波障害が甚だしく、
梅雨時の今は、民放テレビのUMK一局しか映らない。
話が逸れたが、ともかく樹高を詰める作業をしたくても、かなり高度な職人さんでないと、対処できないかと思う。高所作業車が入れないからだ。
タイワンオオテトウダマシIMG_2700.JPGさて、今朝のこと、このクヌギ材置き場で、タイワンオオテントウダマシ成虫が5匹、写真画面に納まった。これはかなり稀なこと。
タイワンオオテントウダマシIMG_2689.JPG多いときには12匹を数えることもあるが、大抵は分散して活動している。たまに2匹が寄り添うようにして
食事をしていることもあるが、接近すると頭突きをしたりして、排他的でもある。まだ配偶行動は見ていない。どうやら、新成虫の発生ピークのようだが、一時減ってしまった幼虫も、若いステージのものがちらほら、姿を見せるようになった。年に何回発生するのか、よくわからない。

キマワリとのツーショットは、こちら。
タイワンオオテントウダマシIMG_2698.JPG
庭のクロガネモチで育っていた、シンジュサン3匹のうち、一匹は繭作りを終えていた。そして同じ木にいた、トビモンオオエダシャク幼虫は、さして移動もせず、ずっと同じ場所で哲学中。
トビモンオオエダシャク幼虫IMG_2701.JPG「我思う、ゆえに我あり」  昆虫も、思うところがあるのではないか。なぜに動かぬ?と案じている私など、彼から見れば、不思議に見えているのかもしれない。

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