ハルゼミの羽化

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鹿児島県 霧島市 〜霧島山

ハルゼミの羽化撮影は明日に予定していたが、雨になりそうなので、一日繰り上げて、本日出掛けてみた。現場には午後2時頃、到着。気温も高めだったので、条件は良い。

森を歩き始めて10分のうちに羽化殻を3個、見つけた。先日に比べると発見効率が高い気がする。さらに20分後、アカマツの幹を這い上るハルゼミの幼虫がいた。
はるぜみ幼虫IMG_4086.JPGこの幼虫から目が離せないので、ここのアカマツを中心にして50メートル半径を限定して見回ることにした。待つこと2時間。ようやく幼虫は、定位してくれた。一旦、定位すれば、もうそこから動くことは無い。

ハルゼミの羽化は午後7時以降の夜間が多いようだが、こうして日中にもしばしば羽化が見られるようだ。以前、ミヤマキリシマの撮影で高千穂岳に登った際、下山途中に、昼間に羽化直後のメスを撮影したこともある。

ハルゼミは、所沢市の下新井の雑木林で毎春、羽化殻を見ていたが、今はどうだろう?まだ生息しているだろうか。羽化殻は目線の高さに見つかるので、小さくてもよく目立ったが、羽化シーンの撮影はずっと宿題のままだった。今日は、その羽化シーンをようやく最初から撮影できた。

ここの森には、ツタウルシがやたらと多い。



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