一ヶ月遅れの蛹〜イチモンジチョウ

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三股町 田上

庭のスイカズラは、嫁さんが植えたもので、ずいぶんと蔓が伸びて花も多数咲かせている。

「ほら林の下のところに白い花がたくさん咲いているでしょ。あれ、なんて花なの?」
と聞かれたのは2年前だった。
「ああ、あれは、スイカズラだよ。逞しい植物だからすぐ根付くんじゃない」

嫁さんが、30センチほどの蔓を大事そうに植えてから、一度は私が誤って草刈り機で払ってしまい、えらく叱られたこともある。しかしその後、グングンと成長し今年は花数も多い。

数日前、嫁さんが「サナギがあるよ」と教えてくれた。
「へええ〜、よく気付いたね」

イチモンジチョウ蛹_Z5A5063.JPG
「今日あたり蝶がかえっているんじゃない?」と 気に掛けているようだ。
たしかに少し色づいている。寄生されていなければいいのだが。
越冬組の早い者は一ヶ月前に蛹化しており、先月の中頃から新成虫もときおり飛来している。

もし、この蛹がメスならば、ここにオスが来て求愛するシーンも観察できるのではないか、と淡い期待を抱いている。
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