ヤママユの季節

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三股町 長田

今朝、居間の窓からヤママユの姿を確認できた。クヌギに繭があるので、毎日見ていたのだが、ようやく昨夜になって羽化した。山吹色の♀とわかったので、さっそく駆け寄ってみた。そしたら、茶色翅の♂と交尾中だった。♂は地味な色合で遠目には気づかなかった。

そこで別のクヌギの繭も気になり、そちらも覗きに行ったら、なんとそこでも雌雄がぶら下がっていた。
ヤママユIMG_0281.JPG画面左から繭殻、中央にオス(ボロボロ)、右奥にお腹の大きいメスが見える。メスは左端の繭から羽化し、そこでコーリングしているところに、画面中央のオスが飛来し、交尾が成立したと思う。今朝になって交尾が解けたのではないだろうか。交尾カップルの写真は以前にも載せたことがあるので、今日はこのような場面の写真を選んだ。


仕事部屋の外灯にも、オスが来ていた。 大きい!
ヤママユ♂IMG_9894.JPGつまり、昨夜のうちにヤママユのオスが3頭飛来し、そのうち2頭はメスと交尾したわけだ。

じつは冬の間に家壁に付いていた卵を20数個回収していた。昨年の今頃、窓の灯りに飛来しそのまま家壁に産卵したものだ。卵は金網ケースに入れて庭で保管し、今年の春になってふ化した幼虫はすぐに庭のクヌギに放ったのであった。しかし、幼虫は次々と姿を消していき、結局、生き延びて繭を紡いだものは6頭に過ぎなかった。その6個の繭は次々と羽化して、今夜、最後の1オスが羽化した。6個の繭は全て無事に成虫が羽化し、そのうち2メスはどこからか飛来したオスと交尾できたのである。

先月のいつだったか、家のすぐ前の電柱で工事が始まった。あまり気にも留めなかったが、再度、工事が入り、さらに昨日になって、三たび工事が入った。さすがに気になって工事の方に聞いてみれば、NTTの光ケーブルの延長工事だった。「えっ!!光ケーブルがうちでも使えるのですか?」って、電柱は我が家の前で終点であるから、まさに我が家のために光ケーブルが敷かれてきたということになる。さっそく電話回線の契約変更を申し込んだのだが、工事までには2週間以上掛かるようだ。
宮崎に引っ越してから、光ケーブルを待つこと(いやほんとは諦めていたけれど)、8年!!

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