愛宕山で観察会

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延岡市 愛宕山

愛宕山は延岡市の中心部にあり、植生豊かな森に覆われている。私が年に数回、通い続けるきっかけはベニツチカメムシだったが、それ以外にも昆虫観察、自然観察に打ってつけのフィールドとなっている。その愛宕山で初めての昆虫観察会を行った。参加者は80名。家族連れの方がほとんどで、皆さん若い世代の方々だ。子供達は小学低学年から下の年齢で、皆元気に歩いて、いろいろと虫を見つけてくれた。
今日はカメラをぶら下げてはいたが、撮影はまったくせず、観察と説明に専念した。大人数なので最初からカメラは必要ないと思ってはいたが、一応昆虫写真家という手前、カメラを携えた。なので、今日は写真がありません。

アサギマダラは、採集できた♂2、♀1の他に目撃3頭を加えて6頭を確認できた。採集した3頭もあとで全部、逃がした。ヒメカマキリやいろいろなバッタ類など昆虫観察を楽しむことができた。
ベニツチカメムシ集団の場所では、ボロボロノキとベニツチカメムシの詳しい生態のお話しをした。こういう現場で大勢の方にお話できる機会はまずないことだけに、私自身、たいへん嬉しかった。多くの方が、ベニツチカメムシのことを知り、理解してもらいたい。でないと、ときとして不快害虫として駆除されてしまいかねないからだ。

身近な場所に自然豊かな森があちこちにある延岡市は、たいへん羨ましい。


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