操作性も進化するストロボ

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三股町 田上

キャノンのストロボ(スピードライト)430EXⅢ-RT(写真右)は、従来の430EXⅡよりかかなり使い易くなった。機能、操作生が向上した上に、ほんのわずか背丈が低くなった(右)。
ストロボ_5A_0636.JPGまずボタンの数が半分に減ってすっきりした。見た目だけでなく、各操作がすんなり迅速に行える。
430EXⅡでは二つのボタンを同時押しすることが必要なこともあり、とても操作が煩わしかった。とくに光量の補正は2段階の操作の上、決定のボタン押しもあってとんでもなくやりづらかった。それが430EXⅢ-RTでは回転ダイアルの操作だけで済む(カスタムモードで変更可能)。背面液晶パネルの照明もいづれかのボタン、ダイアルを操作すると自動で点灯するのも嬉しい。
もちろん無線通信で数台のストロボをスレーブ発光でき、細かい光量配分も可能。カメラに付けた一台をマスターに設定できる。なおかつ従来の赤外線を使ったリモート機能も残されているので、430EXⅡとも組み合わせて使える。アクセサリーシューの固定ロックレバーの操作も断然軽くなった。軽くなり過ぎてうっかりロック解除してしまうこともあるが。
多機能なのはいいが、操作が煩雑な機種が多い中、430EXⅢ-RTは直感的にも操作し易く撮影現場でイライラするようなストレスを感じない。取り扱い書を開かなくても、買ってすぐいじっているだけで機能、操作の手順が理解できるのである。

ストロボニッシン_5A_0638.JPG

そういう意味では、ニッシンのi40 も2個の回転ダイアルだけで操作できて重宝する。各メーカー対応機種があり、スレーブ発光はカメラ側のTTL発光にも反応してくれる。しかも単三4本にも関わらず超小型。
短所としては、これはキャノン対応機種だけなのかもしれないが、ハイスピードシンクロの設定をカメラ側で行えるが、ストロボの電源をOFFにするたびに、この設定がキャンセルされてしまうことだ。設定し直しが煩わしいので、今のところ、カメラに取り付けて使用することはできるだけ避けて、スレーブ専用としている。いづれファームウェアの更新で改善できるのではと期待している。
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