コガネグモ幼体

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三股町 田上

朝、気温は零下7度Cまで下がっていたが、昼過ぎ頃には、雪は溶けてしまった。写真は午前7時。
月と霧島山IMG_2457.JPG昨年からずっと、ケヤキの幹で冬越ししている、コガネグモ幼体は微動だにしない。
コガネグモ幼体_Z5A1649.JPG
ここなら雪も付着しないだろうけど、人の目から見れば寒そうだ。実際、どうなんだろうなあ〜?
陽が当たれば逆に、けっこう気温が上がりそうだけど。ここは南向きだしなあ。

どんぐり新開_5A_4069.JPG
もうじき発売の「虫のしわざ観察ガイド」(文一総合出版)の表紙にも載っている、この顔ドングリは、クヌギシギゾウムシ幼虫のしわざ。クヌギシギゾウムシはドングリ一個に複数個産卵するので、多いときには一個のドングリから5〜6匹の幼虫が出て来ることもある。写真は穴が三個だが、しかし、脱出した幼虫が3匹とは限らない。幼虫にはズルするものがいて、他の幼虫が苦労して空けた穴を利用する者もいるからだ。つまり、穴の数で幼虫の数を特定できないのであって、出て来る様子を観察するか、土に潜り込んだ幼虫数を数えるしかないのである。こういった観察を詳しくなさった方がいらっしゃる。興味ある方は、是非、読んでください。「「どんぐりの穴のひみつ」高柳芳恵(偕成社)
昆虫の生態観察を地道に続けるには、かなりの好奇心と労力、時間が必要だ。こうした効率が悪い研究はプロの研究者からは敬遠される。
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