頭上注意!とは、言うけれども

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三股町 田上

例年ならもうとっくに出ている。気になって下の谷津田に降りてみた。途中、アカメガシワが倒れていたので、ちょっと不思議に思ったが、まずはゲンジボタルの確認を。やはり、いた。
ゲンジボタル♀IMG_4190.JPGほかにもいないか、少し探してみたが、このメス1頭だけだった。きっと見落としているのだろう。

倒れたアカメガシワに近寄ってみて、驚いた。池の対岸の杉大木がうちの山林に倒れ込んでいたのだ。アカメガシワはこの大木に、なぎ倒されたのである。アカメガシワにぶつかる前に、エノキの大きな枝も叩き落としていた。
杉倒木IMG_3257.JPGこの場所はうちの観察路の一部である。以前、写真画面奥でもセンダンのでっかい枝が強風のため落下していたことがある。いづれも、ここをもし歩いていたら、と想像すると恐ろしいものがある。

さあ、しかし困ったものだ。撤去作業にはかなりの労力がいる。今夏はもう無理だ。冬になるまで放置するしかない。

池を挟んだ向こう岸の杉林の地主は以前、調べておいた。もし地主と連絡がとれたとして、果たしてすぐに撤去してもらえるだろうか。そして、ふと逆の立場のことも看過できないなあ、と思った。うちの林の大木が隣の例えば畑に倒れたとしたら。

いづれにせよ、山林にはこうした危険も潜んでいることを忘れてはいけない。これからの時期、大木の倒木までいかなくても、重量級の落枝は頻繁にある。

仕事部屋に戻る途中、「うんちむし」のマダラエグリバ幼虫が、アオツヅラフジの葉っぱを食べていた。
マダラエグリバIMG_4260.JPG

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