お菊虫

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松山の実家近くで、この夏にジャコウアゲハが多数舞っていた。

ウマノスズクサに産卵する姿も見ていたので、その場所に行ってみた(重信川堰堤)。

ジャコウアゲハ蛹701A0924.JPGエノキの枝や石、そして写真の石塔などに越冬蛹が見つかった。 全部で4個。

上の写真を反対側から見ると。

ジャコウアゲハ蛹701A0928.JPG
(写真:     Canon EOS 5D Mark III     EF8-15mm f/4L FISHEYE USM 270EXⅡ )

松山の実家の庭に植えてあった、二本のカシワを切り詰め、掘り起こした。

根元の幹回りは15センチほどだが、太い根を断ち切り掘り起こすにはかなりの時間と

労力がいった。これを宮崎に持ち帰り自宅に植えるつもりだが、根付くかどうか自信はない。

二本のカシワは、十数年前に東村山市、秋津町の園芸屋から苗木を購入したもので、

当時、ある映像の仕事で使った。購入したのはたしか5本で、一本千円した。

その仕事が終わったあと、二本を私が引き取ったのだが、アパートやマンション住まいゆえ、

鉢植えでは限界となり、松山の実家に移植させてもらった。

松山の実家ですくすくと育ったカシワだが、狭い庭ではあまりにも繁茂すさまじく

伸び過ぎる枝葉を持て余すようになっていた。 

「剪定がたいへんだから、なんとかしてよ」と、親から言われ続けていたのだ。

※ 写真の中の高架は、松山自動車道。高速道路が実家のすぐ傍に開通したのは

もうだいぶ前のことで2004年。 

高速道ができるまでは、夜は静かでアマガエルの合唱が賑やかだった。

今は夜中でも車の通行音が降り注ぐようになった。

東京を離れ、地方に仕事場と住居を構えたい、そう考え始めた頃、

松山は最初から候補に入れてなかった。

いろいろ理由はあるが、一つには実家周辺の環境の激変が大きかった。


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