ミカドアゲハの蛹化

| | トラックバック(0)
ミカドアゲハは紀伊半島南部、四国南部、山口県の一部、そして九州以南に分布する。

私の出身地、愛媛県にも生息するが、かなり南部の地域に限られ、個体数もそう多くない。

九州では、どこでもほぼ普通に見られ、我が家の庭にもときたま飛来する。

ただし、成虫の発生時期は、5月に集中し、それ以外の時期には少ない。

年2化の発生だが、夏に羽化せず、そのまま秋冬を越して、翌年、羽化するものが多いようだ。

先日、門川町から持ち帰った幼虫が、本日、蛹化した(蛹化開始時刻は午後3時50分)。

ミカド蛹化701A6799.JPG前蛹になった。

ミカド蛹化701A6802.JPG 逆光のせいで黒い筋に見えるが、白く太い筋が走るといよいよ脱皮開始だ。

ミカド蛹701A6804.JPG脱皮途中を端折って、、、、、、、。

ミカド蛹化701A6838.JPGおしりをクネクネ曲げて、脱皮殻を振り落として、ハイ!完了。


今日は近々刊行予定の写真絵本色校正が、届いた。

色校正を何度もチェックしながら、そして文献の整理をしたり、ミカドアゲハの様子を

窺ったり、部屋のなかであちこち動き回っていた。

蛹化の撮影を終えてからは、物置小屋の屋根に被さっている、クヌギの太い枝を数本切った。

小屋の屋根には落ち葉や落ち枝が堆積していたので、これも掃き落としておいた。

こう書くと簡単な作業に見えるかもしれないが、汗だくとなった。

まして足場に注意しながらの作業はけっこう疲れるものだ。

そういえば、我が家の山林だが、

固定資産税の請求がこれまで一度もないこと今更ながら気付いて、

昨日、役場で聞いてみたら、なんと土地の評価額が極めて低く、

課税の対象にならない、ということであった。

私にとっては仕事に欠かすことのできない、そして貴重な土地であるが、

世間では無価値な場所に過ぎないわけだ。 

まあね、斜面林だしね。



« カメムシ誕生!~キマダラカメムシ       気になる模様とは »