センダンハマキガ、2014

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午前中に宅配便の荷物が届く予定だったので、草刈り作業は

庭から始めていた。 いつでも対応できるように気を配っていた。

夏休みに入ってから、講演と観察会が連日続いて林や草地の

手入れが滞っていた。しかも雨が多いので、朝から晴れた今日は何はともあれ

草刈り作業をすることにしていた。

1時間ほどして急に雨になった。急いで洗濯物を庇の下へと避難させ、

草刈り作業も終了とした。ちょうど旨い具合に宅配が来た。

大事な荷物を無事に受け取って、今度は山に出掛けた。車で10分程度の

裏山だけど、都城市、桝安森林公園だ。訪れる人には滅多に出会わない。

林道のいつもの場所では、モンキアゲハ、ミヤマカラスアゲハの吸水集団が

見えたが、撮影はせず通過した。

さて、帰り道。前から気になっていたセンダンの木の横に車を停めた。

我が家のセンダンはどれも巨木に近く、梢に手が届かない。

ところがその場所のセンダンは、手が届く位置に枝がいっぱいある。

で、狙いはセンダンハマキガの幼虫巣であった。

仕事でこの幼虫巣を撮影しておきたかったのだ。

あるある、巻いた葉が。

ほとんどがすでに空き巣で、羽化したばかりの成虫がアジサイの葉上に

いっぱいいた。 どうやら羽化ピークのようである。

センダンハマキガ701A8889.JPG
ハマキガ類はどれも小さいので、とっつきにくい蛾ではあったが、

このセンダンハマキガなどは拡大してみると、特徴的でかなり美麗種だ。

午前中、陽射しも強かったが、午後からは空模様がますます不安定となり、

急に雨となったり、青空が戻ったりと忙しい一日だった。

雨701A8909.JPG
枡安森林公園の頂上から、はるか彼方に桜島が見えた。

桜島701A8859.JPG


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