クロヒカゲ幼虫、二たび脱皮す

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昨夜はずっと仕事場で撮影待機。就寝したのは午前4時過ぎだった。

午前6時、起床。ふと机上のケース内を覗くと、クロヒカゲ幼虫が脱皮を

終えて、3令となっていた。

クロヒカゲ幼虫3令_5A_2030.JPG
「え!?やっぱり、アトム」 「いや、天女さま」

それはともかく、クロヒカゲ幼虫の頭部形態については、おそらく多型があると

思う。同ステージでも個体によってツノの長さや、色紋様に明らかな違いが見られる。

きちんと整理しないとはっきりとしたことが言えないが、

クロコノマチョウ幼虫の頭部多型とも違うように思え、もっと複雑に感じる。

写真の幼虫は、目の前でクロヒカゲが産卵するのを見て、その卵から飼育している

から、クロヒカゲ幼虫であることは疑いない。

今、この幼虫は3令であるが、年内に羽化することはなく、いづれ幼虫のまま

冬を越すだろう。冬越しのステージは2令〜終令と、巾があるようだ。

我が家の林では3令で越冬しているのがよく見つかるが、

これまで見つかった越冬幼虫の頭部形態は

今日の写真とはまるで違う。

1令〜終令(4令と5令があるようだ)の各ステージの頭部写真を

多くの個体で撮り比べると、面白そうだ。

私は飼育はあんまり得意ではないので、そこまで踏み込めないでいる。





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