ミカドテントウ  と  ヒゲナガサシガメ幼虫

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場所:三股町、上米公園(かみよね)。お天気:快晴、風なく穏やか。
お目当ての虫が見つからないので、ツバキの葉裏をめくったら、1枚目に、何かの抜け殻があった。
ヒゲナガサシガメ抜け殻_MG_2835.JPG遠目には白っぽいクモに見えた。触角も脚に数えると、8脚あるように見える。何かあるなと、隣の葉裏に目をやると、この抜け殻を脱いだ当人がいた。ヒゲナガサシガメの幼虫だった。
ヒゲナガサシガメ幼虫_MG_2825.JPG
体長、翅芽の発達具合からして、この幼虫は3令か4令あたりだろうか。
こうして脱皮成長しているのだから、餌もとるのだろう。肉食の彼らが捕らえる獲物は、なんだろうか?ツバキの手が届く範囲は全部見たので、次に隣のイチイガシへ場所替えしてみた。セモンジンガサハムシがポツポツ見つかるなか、黒いテントウ類もいた。一瞬、ヒメアカホシテントウに見えたが、近づいてみると赤い二つの紋がない。
ミカドテントウ_MG_2885.JPG大きさも体型もヒメアカホシテントウそっくりの、ミカドテントウ、だった。葉裏で冬越し中なのだろう。イチイガシの梢を下側から見上げてみると、こちらにもあちらにもと、次々に見つかる。単独でいるものが多いが、2頭が並んだ姿もチラホラ。
_ミカドテントウMG_2898.JPG集団というには寂しい光景だが、互いに認知し合って集まる習性があるようだ。
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