配偶行動

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午前中、1時間、午後、1時間と、時間を制限してフィールドに出た。2分で行ける畦道だ。
期待通り、フチグロトゲエダシャクの配偶行動を観察できた。

フチグロトゲエダシャクIMG_0324.JPGフチグロトゲエダシャクIMG_0335.JPGジャケットを薄手に着替えても暑いほど、午後からの陽射しは強かった。
フチグロトゲエダシャク♂の飛翔はハイスピードに加えて、ジグザク無茶苦茶に近い。メスの待機する場所よりかはるか上空を舞うことも多く、どう見てもメスとの遭遇確率が低いように思える。もっとも天敵である鳥の目から逃れるためには、効果絶大だろう。喰われてしまっては、元も子もない。

本日をもって、フチグロトゲエダシャクの観察は終了。本の編集作業が山積みとあり、やはり今の時期はどうしてもフィールドに出ている時間をあまりとれない。それでも、かなり無理をしてでも、近場でフチグロトゲエダシャク成虫の観察ができたのは、嬉しかった。
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