「虫のしわざ観察ガイド」

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三股町 田上

杉の幹に絡み付いたキカラスウリの蔓に、虫コブ「キカラスウリツルフクレフシ」があった。
しわざキカラスウリIMG_2430.JPGこの「しわざ」の主は、オオモモブトスカシバ、という蛾の仲間。コブの中で育った幼虫は、すでに地中へと潜り込み、土繭の中にいる。

アカメガシワの朽ち木には、コクワガタの産卵マークがたくさん付いていた。
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朽ち木内では、コクワガタの幼虫が育っているか、あるいは新成虫が籠っているかもしれない。

「虫のしわざ」は、こうして季節を問わずいくらでも、見つかる。その「しわざ」に注目して本を作ってみた。
今日、その見本が届いたが、書店に並ぶのは今月末になる予定。
虫のしわざ.JPG

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