コミミズクの成虫

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人工池の補修は後回しにして、同じ集落のお隣にある谷津田に行ってみた。歩いて20数分の場所だが、杉林がほとんどで自然植生はネコの額ほどしかない。我が家のすぐ下の谷津田に比べて特に自然度が濃いとも思えないので、滅多に訪れることがなかった。歩き始めてさっそく、クヌギの小枝で、コミミズクの成虫が目に入った。2m先でも黒いシルエットはよく目立つ。
コミミズク成虫_MG_4806.JPG幼虫時代はもっと枝に同化しているが、成虫もかなり隠蔽効果の高い姿ではある。私には見つかったが。体長は1センチに満たない。

ある虫を探して2時間。さすがに2時間で成果が出ないと、集中力が途切れてしまった。気分転換に沢の傍に座り込んでみたら、ツクシショウジョウバカマが点々と生えていた。花はもう終わったようで、地味な姿だ。
ツクシショウジョウバカマ_MG_4864.JPG
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我が家から一番近い、ツクシショウジョウバカマの自生地を見つけたことは、成果かと思う。回りにはサツマイナモリの白い花がたくさん咲いていた。もうひと頑張りするか、と腰を上げたら、目の前のメダケに花蕾が無数ついていた。
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蕾は膨らみ、もうじき開花しそうだ。メダケは竹ではなく笹だが、ササの花はよく珍しいと言われる。しかし、私は過去にも結構あちこちで開花を見ている。今日の場所ではかなり広い範囲で蕾が出ていた。ササ林の一斉開花という程ではないが。開花したころ、またここに来てみよう。

ある虫、とは虫そのものではなく、チョウセンカマキリの卵しょう。この冬探し歩いているがさっぱり見つからない。オオカマキリ卵しょうは、今日だけでも数十個見た。チョウセンカマキリの卵しょうは例年、一個くらいは見つけて撮影はしているが、それも散歩コースの途中だったりするが、偶然のことであり、これまで意識して探したことはない。いざ探すとなると、見つからない、という虫は多い。
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