ジョロウグモの雌雄、GODOXのモノブロックストロボ

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三股町 田上

濃い霧の朝。トイレの窓からジョロウグモのペアが見えた。昨日までメスだけだった。
上の小さいのがオス。 右にメスの抜け殻が残っている。

ジョロウグモ_Z5A7285.JPG
朝一番で網に掛かったツマグロヒョウモンのオス。ねぐらから飛び立ってすぐのことだ。
ジョロウグモ_Z5A7304.JPG今日も夕方、アブラゼミが鳴き始めた。まるでヒグラシだな、と感じた。

さて、ここから機材のお話。

室内撮影ではAC電源のスタジオ用ストロボを使う。私の場合、コメットのCX-124Ⅱを23年間も使い続けてきた。過去には不具合もあって2回修理したが、ここ1年ほど前から調子が悪くなってきた。
型が古いだけに修理はもう無理かもしれない。

そこでストロボを一新するため、モノブロックタイプのストロボを検討してみた。コメットの機種でいいのがあるが、結構な値段がする。2〜3台揃えるとなると、躊躇する金額だ。いや無理!

色々、調べてみたら、GODOXのDE300(中国製)、というのが無茶苦茶、安い。いやいや安いなんてものではない。Canonの一番小型のクリップオンストロボ、270EX Ⅱ、とほぼ同じ価格で、13,000円である。

安いのにはそれなりのリスクもあるのでは、と考えるのが常識だが、このストロボをテストした結果を見て使えるかもしれないと思い、さっそく、Amazonで取寄せてみた。中一日で届いたが、箱がデッカいのに驚いた。

大きさを判り易くするため、Canonの270EX Ⅱ(右)と並べてみた。GODOXのDE300、やはりデカイ!!
この商品を納める箱がさらにデっかいのは当然のこと。

ゴドックス背面.JPGさて、実際にGODOXのDE300を撮影で使ってみた。使う前にフラッシュメーターでGNの確認もしてみたが、なるほどフル発光でGN45と数値が出た。テストというより、すぐさま本番撮影で使用してみた。
ボタン類の配置もスッキリしており、使い易い。

ゴドックス操作部.JPGデジタル表示は8.0~5.0で、Full〜1/16まで30ステップの小刻みで可変調光できる。モデリングランプも別個にダイアルで調光。
閃光時間はFullで1/800s、1/16で1/2000s.
肝心のリサイクル時間は、0.3~1.5s。   スレーブはノーマルとプリ発光1回に対応の2種切り替え。
シンクロコードも付属。重さ、1.6kg。

バックライトとして使ってみたが、光量は1/16でも充分。むしろ1/64まで落とせるといい。
安さの妥協点のまず一つが、この光量可変の最低値にある。1/64まで落とせるなら閃光時間も1/10000を得られるはずだ。残念!

さらに妥協点の二つ目が、これが一番だろうけど、筐体が偉く大きいこと、重いこと。
コメットなど他社の価格が数倍もする機種と比較すると、大きさではたっぷり2倍はある。

がしかし、室内での据え置きで使う分には、重いのとデッカさはあまりネックにはならない。もちろん本体を支えるスタンド類はしっかりとしたものが必要だが。

もっと気になる点は、耐久性、安定性であるが、これはテスト結果を見るとほぼ問題なさそうだ。
クーリングファンもちゃんと内蔵されており、連続発光させても筐体が熱くなることはない。
何と言っても、リサイクルタイムが短く実用レベルだ。

機能的には閃光時間、光量調節の点でスッキリしないものがあるが、コストパフォーマンスからして、文句のつけようがない。2台、3台、揃えるのも負担が少ない。
この先、10年も使えれば大助かりだが、さすがにそこまでの耐久性は使ってみないと判らない。
10年も経るうちに自分の体のほうがぶっ壊れそうだ。



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