赤色ハイソックス

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「いつ羽化してもおかしくないだろう」

コマユミで育っているキバラヘリカメムシ幼虫たちを見ていて、

そう感じていた。

今朝のこと羽化第一号は午前7時半過ぎだった。

それから時間を隔てて、午後3時まで、6頭の幼虫が次々と羽化した。

あいにく小雨がときおり降っていたが、雨滴を浴びながら羽化することもあった。

羽化脱皮を終えてから体色が浮き出てくる間、じっとぶら下がったままでいる。

赤いハイソックス_5A_1558.JPG
撮影待機の間に機材工作をしておいた。

超接写における深度合成撮影に必要な、微動ステージの組み立てである。

ずっと先送りにしていたので、気になっていた。

こういった工作は、冬の間にでもやることだろうが、冬といえど、

私の場合、林の手入れの山仕事もあって、意外と時間がない。東京にいたころとは

まるで生活リズムが変わってしまった。

工作はまず、X軸微動ステージを自由雲台に取り付けるための、スペーサー作り。

スペーサーはアルミ製。材料は手元にあったもので間に合った。

工作は主に、穴あけとネジ切り作業。 穴あけはドリル盤を使う。

径3ミリのネジ切り作業⬇️は、ハンドタップで。

ねじ切り_MG_6984.JPG
自由雲台に取り付けるネジ穴は、ウィット1/4ネジ⬇️を切る。
ねじ切り_MG_6988.JPG
X軸ステージのみだが、とりあえずこれで間に合う。

XY軸ステージを購入しようかと迷ったが、経費節約で断念した。貧乏カメラマン

ゆえお金の使いどころには、かなり慎重になる。

昔は、フィルム代・現像代の請求書に怯える日々を送っていて、それから

解放されたと思いきや、今ではネットでの買い物の請求額に怯えるようになった。

であるから、ネット購入ではできるだけ代引きにして、

カード決済を極力使わないようにしている。

さて、微動ステージはほぼ完成した。

被写体を、1ミリ幅につき0.01ミリづつ正確に移動させ、百カット撮影できる。

私がこの装置を使って撮りたい被写体は、とくに昆虫の卵である。




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