ヤマカマス

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三股町  長田

クヌギカメムシの産卵が例年見られる、別のポイントに行ってみた。
ポイントの少し手前で、フロントガラス越しに、ヤマカマス(ウスタビガの繭)がチラリと見えた。
車を降りて見上げてみれば、結構な数の繭がぶら下がっていた。卵も付いている。

クヌギカメムシのポイントを見てから、一旦家に引き上げ、高枝鋏を積んで出直した。


トリガー701A7901.JPG繭が付いているサクラとカエデの木は、住宅の庭木で梢が路上に伸びている。
家の方がちょうど庭にいらしたので、繭のことを説明して採集する許可を得た。

カエデには10個、サクラには4個の繭があり、高枝鋏の届く範囲の繭だけいただいた。それでも卵が付着した繭が3個、卵の数は計21個。

58歳のおっさんが興奮して繭を採集する姿を、一歩隔てた位置から眺める、もう一人の私がいた。

一本の木に10個ものヤマカマスが付いているのは、たしかに初めての経験ではあるが、そこまで無邪気に喜ぶものか?そこまで嬉しいことなのか?


写真画面の中の繭一個は未羽化で、重量感のある蛹が入っていた。これから羽化するのか、それとも死蛹だろうか。



「機材のお話」

室内撮影で使う赤外線フラッシュトリガー、TR-3(プロ機材ドットコムで購入)が、カメラごと床に落下して、ホットシューが破損したのは、もう半月以上も前のこと。これではカメラのアクセサリーシューに取り付けることができない。しばらくは、シンクロコードを使っていたが、長いケーブルは邪魔になり煩わしい。

そこで、壊れた箇所(左画面)を修理した。まずは壊れたシューを外す(右画面)。
トリガーPC210087のコピー.jpg使わなくなったストロボのパーツを外して、壊れたシューに移植した。とはいえ、
形状が異なるので、ホットシューの台座に径2センチほどの穴あけ作業を行った。あとはシンクロ接点へのハンダ付けとネジ止めで終了。見かけ上は何ら変わりない。
トリガー701A7915.JPG使わなくなった古いストロボも、こうしてパーツの再利用ができるのでジャンク箱の中に保管してある。

ちなみに、この赤外線フラッシュトリガーTR-3は、単三電池2本で稼動し、室内では物陰にあるストロボまでもちゃんと同期発光可能(スレーブ機能付きのストロボ)。ただし、電池がヘタってくるとチャージ時間が長くなり、連写に追いついていけなくなる。電池が2本のせいだろうが、使用頻度によってはヘタリが早いので、電池の交換時期にはいつも気を配っている必要があるのが欠点ではある。
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