生きていたよ!蛹

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昨日、採集したウスタビガの繭。

一個だけ、揺するとコトコトと音がして重みもあった。
気になるので、繭に窓を開けて、中の蛹の様子を見てみた。

ウスタビガ701A7929.JPG蛹は体をくねらせ、動く。 生きていたのである。

触角の形状から、メスの蛹だとわかる。 腹節間膜が伸びて、うっすら成虫の体色も透けて見える。
もうじき、羽化するようだ。

2007年、12月12日に羽化したメスを見ている(都城市 関尾ノ滝)し、12月に入ってからの羽化の記録は散見される※。しかし、12月後半になってからの羽化は、かなり遅いほうだとは思う。
※例えば2003年12月4日、長野県木曽福島で羽化直後のメスを撮影している。

羽化済みの空き繭の上部、羽化口をよく見ると、羽化したときに擦れて残った成虫の体毛が見つかる。

ウスタビガIMG_0981.JPG
「機材のお話」

本日、OLYMPUSのマクロフラッシュ、STF-8が届いたので、さっそく使ってみた。
カメラはEOS-M5にレンズはMP-E65mm という組み合わせ。

発光モードは当然、マニュアルしか使えないが、問題なく発光して使える。
STF-8の操作は、電源ボタンと回転ダイヤル2個があるだけで、とてもシンプルに行える。
左ダイヤルが、光量調節で、右ダイヤルが左右発光部の光量比の調節。

とにかく、ストロボ本体が小さいので助かる。これまで使ってきたCanonのツインマクロストロボMT-24EXがデカ過ぎたのだ。しかも、細かな操作はボタン押しが煩雑で、迅速性に欠けていた。

STF-8の付属発光部リングをMP-E65mmのレンズ先端に取り付けるには、58mm→62mmのステップアップリングが別途必要。

STF-8の取扱説明書には「オリンパス製以外のカメラで撮影する」という項目もあるので、
本機は別メーカーのカメラでの使用も視野に入れて?開発されたのかと思いたくなる。

もっとも、STF-8のフルスペックを活用するにはOLYMPUSのカメラで使うしかなく、細かい操作はカメラボディ側から行う設計になっている。
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