2015年12月アーカイブ


暮れの大掃除

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三股町 田上

駐車場の側溝に溜まった泥と落ち葉を搔き出していたら、タテハモドキが転がり出てきたり、庭の片付けをしていたら、アブラナの花にモンシロチョウが来たり(昨日)、と我が家の大掃除は、昆虫観察も兼ねているようなものだ。
正月のしめ飾りを付ける前に玄関を掃除していたら、外壁にコガネグモの幼体がしがみついていた。
コガネグモ幼体PC310034.jpg                                                                                      (OLYMPUS TG-4  深度合成)
各部屋の電灯を掃除するにも、中に混入した昆虫の種類を気にして見ていたら、えらい時間が掛かってしまった。たいした収穫はなかったが。

さて、来春には、コガネグモが主人公の写真絵本が刊行予定となっている。クモの写真絵本はこれで2冊目となる。

今年をゆっくり振り返る間もなく、2015年、平成27年もあと数時間。

どうか皆さんも、よいお年をお迎えください。


七つ星

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三股町 田上

ナナホシテントウは、寒さには強い。真冬でも陽射しがあれば、活動する姿をよく目にする。庭で片付け作業をしている最中、足下の狭い範囲に3匹のナナホシテントウが徘徊していた。もっとも積雪する地方では、話しが違ってくるだろう。
ナナホシテントウIMG_2099.JPG逆に夏の暑さには、弱い。真夏は草むらに潜り込んで、夏眠をする。

〜「虫のしわざ観察ガイド」はじまりと終わりのない物語③〜

2007年、今住んでいる宮崎の家に移転したとき、ササに埋もれた雑木林を目の前にして呆然となった。人が一歩も踏み込めないほど密生したササを刈り払うには、2年を要した。ようやく林の中に観察路を確保できたものの、毎春、こまめに草刈り作業をしないと、あっと言う間にササの密林へと逆戻りしてしまう。雑木林の管理作業は楽しくもあるが、それなりに労力と時間を要することを、嫌でも実感した。さて、そのササやタケを生活の場所として、糧として生きている昆虫も数多い。その中で葉っぱに残された「ミシン穴」は、「しわざ」のテーマとしてもっとも目を惹く一つであった。さらに、このミシン穴はササ・タケだけでなく、単子葉植物に広く見つかる「しわざ」であった。「しわざ」探索の中でも、特に時間を割いたものの、なかなかこれは、手強い相手であった。
ササの穴IMG_2574.JPG


三股町 田上

縁側で今も巣網に陣取っている、ジョロウグモの♀。
ジョロウグモIMG_2064.JPGまだまだ網に掛かる獲物もいるので、食事中のこともあれば、網の補修をしている姿も見受ける。
このジョロウグモは、先日、11日に紹介した個体である。

巣網はだいぶ、傷んでいる。

隠蔽術

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三股町 田上

2ヶ月以上前の、10月13日に紹介した、カレハガ幼虫を再び見ておいた。ウメの枝や幹にピタリと貼り付いていた幼虫達だ。
カレハガ幼虫701A9972.JPG
若干、場所を移動したものもいたが、数はそのままで減ってはいなかった。来春まで生き延びる幼虫がどれだけになるだろうか。野外で継続観察をするのはなかなか厄介ではあるし、成果が得られる保証はどこにもない。

〜「虫のしわざ観察ガイド」はじめと終わりのない物語②〜

「フィールドサイン」、というよりか「しわざ」という言葉を選んだのは、本の企画を立ち上げた当初からだった。それは10年前くらいのこと。それ以前に(2000年)『里山大百科』という共著を出したときには、フィールドサインのコラムページに虫のしわざも含めていた。その当時はまだ、虫の生活痕を他の動物のものと区別はしていなかった。しかし、獣や鳥などのフィールドドサインとは、視座を替えないと、なかなか見えて来ないのが、「虫のしわざ」と改めて気付いた。サイズが小さい、ということもあるが、それ以上に虫の場合はステージが違えば同種であっても、まるで別種のしわざになり、かつ、巣や繭、マインなど、巧妙な造形物が多彩でもあるからだ。それは、フィールドサインという表現では納まり切らないものを感じさせる。本の企画が決まってからしばらくして、講演のテーマにも「虫のしわざ探検」など、積極的に「しわざ」を紹介するようにしてきた。

ササのしわざ

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三股町 田上

ネザサに食痕があった。これは怪しい。
クロヒカゲ701A9985.JPGそっとめくってみれば、葉裏の付け根近くに、クロヒカゲの越冬幼虫がいた。
クロヒカゲ701A9987.JPGすぐ近くで、ウスイロカザリバのマインも次々と見つかった。本種も幼虫越冬で、成虫が羽化するのは来年の6月頃となる。マインの形は特徴があり、初めての方でもすぐにわかるようになる。
ウスイロカザリバ701A9981.JPGクロヒカゲ幼虫の食痕、そしてウスイロカザリバ幼虫の潜入したマイン、といづれも
「虫のしわざ」。タケやササにも、虫のしわざが多数見つかる。

〜「虫のしわざ観察ガイド」はじめと終わりのない物語①〜

さて、来年早々、『虫のしわざ観察ガイド』(文一総合出版) が刊行されることになった。すでにだいぶ前からAmazonなどWEB上ではカバー写真画像が無いまま、予約受付が始まっている。版元の文一総合出版サイトの近刊情報にも載っている。
「虫のしわざ」をテーマにと思い立ったのは、10年以上も前だったが、本の企画として決まったのは、6年前のこと。したがってかなり前から「しわざ」と「しわざの主」、そして「しわざ」が出来る仕組みなど、撮影と調査をコツコツとスローテンポで続けてきた。やっている分には楽しい作業だが、ふと先を考えると、これで本がまとまるのだろうか?という不安も常につきまとっていた。やればやるほど、終わりが見えない世界であるからだ。絶対達成できないであろう「虫のしわざ大事典」なる超分厚い本の構想が立ちはだかり、無限の彼方に向かって挑戦しているような、そんな重圧さえ感じていた。たとえガイドブックとは言え、「大事典」に近づくだけの観察経験が必要とされると自分に言い聞かせていた。

柑橘、色づく

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三股町 田上

我が家の西隣には、クリ林とコナラの疎林がある。地主のOさんとは顔見知りで、自由に立ち入る許可をもらっている。ここのクリの実は大きくて、味は濃厚。クリの木はほとんどがミヤマカミキリの食害を受けてボコボコになっており、台風のときには大きな枝や幹が、よく折れる。毎年、ウマノオバチの産卵も観察できる。
柑橘クリIMG_2044.JPG普段、私以外には滅多に人が訪れないので、ノウサギの糞も多い。春にはミヤマセセリが舞う。クリ以外には、ウメ、カキ、キュウイ、そしてダイダイだろうか、柑橘の木も植栽されている。一本だけだが、大きなオガタマノキも植わっており、これを目当てに時々、ミカドアゲハも飛来する。柑橘IMG_2047.JPGダイダイ?には、モンキアゲハやナガサキアゲハが産卵し、幼虫、蛹もよく見かけるが、アゲハ(ナミアゲハ)はそれに比べると、少なく感じる。
柑橘IMG_2043.JPGダイダイかどうか、怪しいが、ともかく柑橘類は大好きだ。香りといい、酸っぱい味わいといい、控え目な白い花も好きだ。

三股町 田上

今日も暖かく、カラッとした天気だった。そのせいか、あるいは別の理由もあるのだろうが、オオゴキブリが家の外壁を徘徊していた。遠目でもすごく目立つ。
オオゴキブリIMG_2016.JPGさっそく捕まえてみた。体長は4センチ前後だ。
オオゴキブリIMG_2019.JPG
犬の反応を見たくて、犬小屋にオオゴキブリを入れてみた。犬はほとんど無関心のようにも見えたが、やがて犬小屋から出てしまった。やはり居心地が悪かったようだ。オオゴキブリは犬小屋の隙間に潜り込んだ。

毎冬、1月に開催される「どんと祭り(おねっこ祭り)」の準備作業は先週、あったようだ。例年通りのやぐらが組まれていた。
おねっこ祭りIMG_2033.JPG毎年、私も作業には参加してきたが、今年はやむなく不参加となった。来年の祭り本番も出席できそうにないから、今のうちに拝んでおいた。その帰り道、田の神さま、にも挨拶をしておいた。
田の神さまIMG_2039.JPG


濃霧注意報

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三股町 田上

テレビの天気情報には、「三股町に濃霧注意報」と出ていた。

クヌギMG_1992.JPG昨年の2月に伐採したクヌギ。伐採してから1年と9ヶ月を経て、積んである伐採材はかなり朽ちた。この朽ち木の中では様々な昆虫が育っていることだろう。タマムシの幼虫も多数が大きくなっているはずだ。この冬のうちに確認しておこうと思う。
クヌギIMG_2002.JPG
庭のマンリョウの実は、霧の水分を集めて滴にまみれていた。
マンリョウIMG_2006.JPG
さて、ポプラ社から「しぜんの本だな」というサイトがオープンしました。

『「しぜんの本だな」は、世の中に送りだした本をできるだけ多くの人々にご覧いただけるようつくったページです。』とあるように、児童書の編集者の方が、本の紹介と本には載せることができなかった写真なども交えて、ブログを更新されています。



三股町 田上

庭を歩いていたら、足下から飛び立ったのが、ワタヘリクロノメイガ、だった。

ワタヘリクロノメイガ701A9952.JPG羽化して間もない新鮮個体だ。本種はキュウリやニガウリなどで幼虫が育つようで、別名ウリノメイガとも呼ばれ、野菜の害虫ともなる。しかし、この時期に成虫が現れるとは、驚いた。

谷津田の畦道では、ベニシジミがいた。ハナアブ類と競うようにして、花蜜を吸っていた。

ベニシジミIMG_1987.JPG

三股町町立文化会館での写真展は一昨日で終了し、今朝、撤収を終えた。作業は20分程度で済んだ。

寒暖に翻弄され

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三股町 田上

午後4時50分。犬の散歩の帰り道に柿の木を振り返ってみた。
日没IMG_1129.JPG柿の木は、K子おばあちゃんの畑の隅にある。  ここでは、モズのはやにえもよく立つ。
畦道のカラムシも、霜で一気に枯れ崩れている。
日没IMG_1128.JPG朝、久しぶりに、虹を見た。
日没IMG_1978.JPG三股町立文化会館で開催していた写真展も昨日で終了。 明日は撤収作業となる。設置作業に比べれば、ほぼ半分の時間で終了できるはずだ。


三股町 田上

朝一番Nさんの姿があった。肥育用の畑に堆肥を入れる作業だ。
冬小景IMG_1104.JPG留守が長かった間に、クヌギのほだ木ではシイタケ幼菌が一斉に顔を出していた。その一方、アカメガシワの切り株に生えていたエノキダケは、終わっていた。

冬小景IMG_1113.JPG

仕事部屋の北側に植えてあるクヌギでは、モズのはやにえが、ヤママユの繭殻と並んでいた。
はやにえは、カナヘビ(画面右側)。カナヘビはよく立てられる
冬小景IMG_1970.JPG


三股町 田上

一週間、家を空けて戻ってみれば、林の様子がずいぶんと違って見えた。
コナラ黄葉IMG_1085.JPGコナラの黄葉もだいぶ落ちていた。

エノキの枝に、フタスジヒラタアブの幼虫が巻き付いていた。名付けて「襟巻きアブ」だ。

フタスジヒラタアブIMG_1942.JPG体の太り具合からして、獲物には不自由していないようだ。この幼虫はこうして、通りかかる
虫やクモなどを待ち伏せしているのである。枝の向きに対して垂直に、きっちりと巻き付く姿勢で関所を構える。枝の外径が体長とほぼ同じであれば、もっと完璧な関所となる。

お尻には先端がY字型をした呼吸突起がある。
フラスジヒラタアブ_Z5A1402.JPGフタスジヒラタアブの発生回数、出現時期などは不詳。12月末頃に羽化した例や、3月に新成虫を目撃したことがある。

三股町 田上

昨夜は前線通過に伴う風雨が激しく、朝になってみれば犬小屋が4m先に転がっていた。今夏の台風のときにも吹っ飛んだが、それと同じくらいの規模の風が吹き荒れた、ということだろう。今日の陽射しは、朝からジリジリと照りつけるほど強烈に感じた。

今年最後の講演の仕事に出掛ける寸暇に、庭のクヌギを覗いてみれば、ヒメクダマキモドキのオスがじっと佇んでいた。
ヒメクダマキモドキ♂IMG_1908.JPG1時間の講演を終えて帰って(会場は車で15分程度)から、まだ元気に網を張っているジョロウグモが目についた。背後にいつもの風景、霧島山が見える。

ジョロウグモIMG_1928.JPG
今日の写真2枚とも、レンズはシグマの50ミリマクロ。カメラはフルサイズのEOS-6D。シグマの50ミリマクロレンズは使用頻度が結構高く、気に入っている。

逆さま産卵

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三股町 田上

昨日は陽射しがあり、暖かい一日だった。霧島山の冠雪もすっかり溶けていた。

霧島山IMG_0087.JPG      Canon EOS Kiss X6i レンズ    EF-S55-250mm f/4-5.6 IS STM

夏頃から霧島山の火山性微動が頻発しており、画面左端の御鉢噴火口(すり鉢状の噴火口は画面奥側にあって見えないが)も、注視されている。2008年5月に撮影した御鉢の様子はこちら。
御鉢2060-1.JPG     OLYMPUS E-3   ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye

左上にちょこんと、高千穂岳が見えている。噴火口の向こう側が、都城盆地。つまり上の写真とは真逆の方角から撮影している。

さて、我が家の林では一番樹高が高いクヌギを見上げていたときだ。
逆さま産卵701A9923.JPG今年も昨年に引き続き、クヌギカメムシが不調で全く産卵に来ていないなあ、と幹を舐めるように見ていたら、小さなハラビロカマキリの卵のうがあった。それも逆さの格好で。
逆さま産卵701A9922.JPGつまり、ハラビロカマキリのメスは樹上に頭を向けた姿勢で産卵している。通常、ハラビロ以外のカマキリ達も、産卵時の姿勢は頭を下向きかあるいは、水平かの、どちらかであることがほとんどだ。 夕方の散歩で見つけたハラビロカマキリ卵のう、はこちら。
逆さま産卵701A9946.JPG      頭を下向きにして産卵している。こういう姿を見慣れているから、逆さまの卵のうを見ると、どうしてそうなったのか気になってしまう。



三股町 田上

今朝も濃い霧で、霧がようやくはれ始めたのは午前7時半以降だった。
霧の朝701A9877.JPG昨日に引き続き、今日も気温は上がり室内では20度C以上あった。
タテハモドキIMG_1856.JPG

タテハモドキが、どこからかフラリと庭に現れた。

カラスザンショウの実には、ヒヨドリをはじめ野鳥たちが訪れている。高い梢から落ちてきた実。黒い種子を食べているんだなあ。いい香りがする。
カラスザンショウの実701A9897.JPGアカメガシワの黄葉も、ポツリ、ポツリ。

アカメガシワIMG_0081.JPG
『海の祭礼』吉村昭を、一昨日、ようやく読み終えた。ペリーが来航して締結した条約の中で、アメリカの捕鯨船の給水や石炭の補給港を開港せよ、というのが大きな項目としてあった。当時の幕府は苦渋の選択を強いられたわけだ。ところがその直後、アメリカでは石油掘削が発展し、クジラ油が石油に置き換わり、捕鯨業が消滅してしまうという、大変革が生じていた。渋々、開港したにも関わらず、港に寄港する捕鯨船は皆無という、とんでもなく皮肉な結末が待っていたのだ。アメリカさんには、ほんと、ずっと翻弄されている、ニッポンですな。




エノキタケ?

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三股町 田上

アカメガシワの切り株に、ツヤツヤのキノコが傘を広げていた。

キノコIMG_1821.JPGなんか、旨そうで「もしかしたら、エノキダケ!?」と、いいように解釈してしまう。こういう安易な解釈が、キノコ中毒の原因になっているのだが、、、、。
キノコIMG_1827.JPG
次々と増えてきそうな勢いだ。アカメガシワを切り倒した後、しばらくは萌芽を繰り返していたが、ついに枯死して、それ以降、様々なキノコが顔を出しては消えて行く。今年はエノキダケ?か。本物のえのき茸だとしたら、店頭に並ぶ色白のエノキダケなど足下にも及ばない、美味だと言われる。さて、試食するべきか、否か?

庭にいたコカマキリのメス。威嚇はするものの、もう元気は無く、逃げ腰の中途半端な威嚇行動だ。これが精一杯のカット。
コカマキリ威嚇IMG_1800.JPGもうあとは、ひたすら逃げたいだけ。そりゃあ、そうだよね。
コカマキリ威嚇IMG_1806.JPG
昆虫写真家なんかに捕まって、えらい迷惑だろうなあ。

三股町 田上

畦道のカラムシに、アカタテハの幼虫巣がまだ数多く見つかる。
二つだけ選んで、開いてみれば、蛹がぶら下がっていた。
701A9857.JPG
アカタテハ701A9866.JPG

いづれの蛹もブルブルと体を振動させるので、無事に羽化するかもしれない。

本作りの設計図とも言える、構成ラフは鉛筆で手描き。この作業の専用机が画面手前。
仕事部屋701A9873.JPG

アオサギ

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三股町 田上

杉伐採作業も先日、ようやく終了。
きのこIMG_9987.JPGジグザグに削って作られていた作業路も、どこにあったか判らないほど、綺麗に埋め戻されていた。しかし、作業が全部完了したわけではなく、尾根の向こう側で、新たに伐採が始まり、その作業音だけが聞こえる。写真は境界線に刈り残された若杉。

谷津田の刈り田では、アオサギが獲物を探していた。冷たい北風が強い中、はたして獲物は見つかるだろうか?
アオサギIMG_9996.JPG

 明日は、三股町文化会館で午後3時〜、講演。演題は「カイコと野蚕たち」。(1時間)
写真展会場には午後2時からいます。


写真展のお知らせ

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三股町 田上

霧の朝IMG_1778.JPG手前の畑は、ラッキョウが植わっている。私は生で食べるのが好きだが、酢漬けは苦手。画面奥は、霧島山。

さて、今月1日から、三股町文化会館ホールで写真展「カイコと野蚕たち」が開催中。最終日は今月、20日まで。月曜日は休館。
写真展PC010033.jpg
本日〜三股駅のギャラリーでも同時開催となったが、こちらは4点のみの告示程度。
しかも期間は、来週9日まで。でも雰囲気はとてもいい。駅舎からは、文化会館が見える距離で、歩いて5分程度だろう。いや、自分は歩いてみたことがないので正確ではないが。

みまたん駅ギャラリーでは、2008年から2012年まで毎年、写真展を開催してきたが、来場者数が少ない、という理由だったと思うが、2013年から文化会館のホールに場所を移転した。文化会館というのは図書館も併設されているので、来場者数も増えるという見込みだったのであろう。しかし、 文化会館のホールは天井が高く屋外採光を取り入れた構造で、午前中は日光が入るなど、ギャラリーとしての設計ではないので、写真家の目から見れば、避けたい場所ではある。

今週、5日は文化会館で午後3時から、講演もあります。今回は写真展のテーマに沿ったお話をする予定です。