庭のエノキの幹に数頭がたむろしていた、ヨツボシホソバの幼虫。
家庭菜園のネギ坊主で吸蜜していた、ツマグロヒョウモン♂。
花に混じって、果実（豆さや）も目立ち始めた、レンゲ。
獲物はユスリカの一種。目一杯大きく写したくて、あえて対角線の構図にした。
庭の人工池ではクロスジギンヤンマとハラビロトンボの羽化が続いている。
午後から草刈り作業を行ったが、平地の部分のみで、林の方は時間切れ、体力切れで、できなかった。２時間を超えると、さすがに疲れる。
普通種でありながら、探して見つかる虫でもない。
だいぶくたびれたメスで、低空飛翔しながら草むらに潜り込むようにしては、ときおり産卵していた。
頭部に産毛が残ってはいるが、体全体はすっかりキジバトらしい姿になった。
親鳥はふ化の日が近づいてからは、ほとんど巣を離れることがなかった。
最初、羽音で気付いたのだが、いっこうに飛び立つことができないでいた。
右側の翅芽部分を見ると小さく縮んでいる。これでは正常な翅が展開できなかったわけだ。
で、こちらが左側の正常な翅芽。
この花で吸蜜するチョウの姿は、これが初めてだ。 花数も多くよほど腹ぺこだったのか、吸蜜時間が長く、機材を準備する余裕があった。
東京から来られた編集者の方を案内して歩いたが、先にも書いたように気温が低めで、活動する昆虫の姿はきわめて少なかった。
成虫になる脱皮を羽化と言うが、本種では翅が無いので羽化という用語がしっくりこない。
死んでいるのかと思えば、触角がわずかに動いていた。しかし、ほとんど瀕死状態。
元気が無い理由は何なのか？気になるので大事に持ち帰ってみた。
旧版「日本のカミキリムシハンドブック」の増補改訂版で、４０頁増えて、とくに幼虫図鑑の頁が充実。カミキリムシの幼虫は似たようなのが多いが、識別点など解説がたいへんわかりやすい。
ここは都城市のとある場所。うちの近辺ではイボタノキが全く見つかっていないので、その多さに驚いた。
1時間後に再び覗いてみれば、クチブトカメムシが交尾していた。仲良く吸血していたのは、そういうことだったのか？ メスは交尾しながらもまだしぶとく吸血していた。
ジュウニマダラテントウは、体長８ミリほど。ウリ類やナス科の葉上でよく見かけた。
大きなクワズイモの葉っぱを裏返してみれば、体長3ミリの極小カメムシ、クワズイモカスミカメがいた。
アメリカセンダングサの葉に潜んでいたのは、ヨナグニアカアシカタゾウムシ。
このあとボケの花も訪れたが、ほとんど吸蜜することなく、忙しく飛び回ってから姿を消してしまった。